ベッツイ&クリス
アコギとはアコースティック・ギター(生ギター、フォーク・ギターともいいます)の略語です。
中学2年の時の英語の先生がジョーン・バエズやPPM(ピーター・ポール&マリー)のテープを僕たちに聞かせて一緒に歌わせたのがきっかけのひとつ。「ドナドナ」「500マイル」「花はどこへ行った」など。歌詞の内容なんかも思春期の少年の心を揺さぶるのにうってつけの内容だった。
それから、日本人ではないけれど日本のアーティストでベッツイ&クリスのファンだった。ファンといってもレコードを買うくらい。当時始まったばかりのFM放送で彼女らの曲が流れてくると、今までやっていたことをやめて聴くのに専念した。とても透明感のあるハーモニーにはすっかり心酔し、当時3000円もしたミュージックテープ(左/「ベッツイ&クリスのすべて ベスト20 〜ふたりだけの島〜)を買い、テープレコーダーでいつも聴いていた。
そういった内外のフォークソングの伴奏には、必ずアコギが使われていた。中でもトリッキーなスリー・フィンガー・ピっキングのとりこになった。だから、ギターを始めたきっかけは、スリー・フィンガーがどうしても弾きたかったからなのだ。