アコギとはアコースティック・ギター（生ギター、フォーク・ギターともいいます）の略語です。
ギターを始めた頃、他のギター少年と同じように、僕のギターアイドルはサイモン＆ガーファンクルのポール･サイモンでした。ギターを始めた頃、Ｓ＆Ｇは既に解散しており、それでもラジオでは解散前の曲がかかっていました。「コンドルは飛んでゆく」や「アメリカ」など。当時解散宣言みたいなものはなかったと記憶していますが、Ｓ＆Ｇとしての最後のアルバム「明日に架ける橋」のリリースが1970年、ポール･サイモンのソロアルバムが1973年だったので、その間は少なくとも日本でＳ＆Ｇは現役で、当時の所属レーベルだったＣＢＳソニーから毎年２枚組みボックスのキフトパックというお得なアルバムが日本独自に発売されていました。そのギフトバックの1971年版を買いました。そのレコードは添付の対訳ブックレットを参照しながら、繰り返し繰り返し良く聴きました。中でもお気に入りはギター１本の伴奏での「４月になれば彼女は」と「キャシーの歌」でした。これはギターで良く練習しました。それから、インストの「アンジー」には、今まで聴いたこともないようなサウンドに心を奪われていました。この「アンジー」は後で書くことになると思いますが、ブリティッシュ・フォークへの世界へ踏み込むキッカケの曲でもありました。